ecサイト構築におけるecカートの比較と選び方

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ecカートとは?

ecカートというのは、リアルショッピングで、買い物カゴにいれ、レジで必要なものだけを決済するように、オンラインショップ上の買い物カゴの中にあるもののうちの、特定のものを購入しないで、他のものは、購入するといった対応がでできるオンラインサイト内の決済プログラムのことです。

ecサイト構築とecカートは、切り離せない関係にある!

eコマースのためのサイト構築とecカートの選び方は、切っても切れない関係にあります。たとえばeコマースの企画段階で、定期販売スタイルでのサプリの通販サイトを企画したとします。

すると、ecカートは、単発でのサプリの販売を決済する機能だけでは、足らないことになります。毎月の一定の時期に、サプリを発送するタスクを指示するオーダーと、その決済を自動的に処理するカートが必要となります。

 

また定期販売の解約タスクをユーザーから、受け付けると、①サプリを発送するタスクが、終了し、②同時に決済も終了する機能が、備わったecカートが必要となります。

このような機能をecカートに持たせるには、a)ecカートとb)ユーザーのための解約ページをシステム的に連動させなければ、期待通リの処理ができなくなります。

したがってecカートは、ecサイト構築時に、すでにどのような機能を有するカートか?決まっていなければなりません。

ということは、ecサイトの企画段階で、どのようなEコマース戦略を採用するのか?が決定されていなければなりません。

具体的には、定期販売スタイルか?単品販売スタイルか?通販は、サプリ業種にするか?アパレル業種にするか?など、です。

ecサイトにカートを組み込むスタイルか?決済サイトに遷移するスタイルか?

ecカートの機能が決ると、サイト内にカートを組み込むのか?他の決済サービスに遷移して、そこで決済するのか?その場合決済サービスに、製品の情報、顧客の情報を転送する必要がありますが、セキュリティー上の責任は、決済サービスのみが負担するのか?などの検討が必要となります。

サイト内にカートを組み込む場合の、構築するには、レンタルカートやASP型カート、スクラッチ型のカート、オープンソース型で自社でプログラミング開発するカートばど様々なサービスがあります。

 

どのecカートサービスを選ぶか?もecサイトのタイプによる!

構築メッソッド 初期コスト 継続コスト カスタマイズ容易性 構築の迅速性
モール型 低額 低額 困難
ASP型 低額 低額および中規模額 容易
オープンソース型 低額 人件費コスト如何 容易
パッケージ型 中規模額 中規模額 容易 中位
フルスクラッチ型 高額 高額 困難 遅効性

モール型というのは、楽天市場のような出店モールに、オンラインショップを、出店するスタイルです。

初期投資は、低額ですが、中期的にみると、店舗に集客するための、広告枠への出費がかさみ、高額になるケースもありえます。またオンラインショップのデザインを自由にカスタマイズすることが、困難です。

あとから、デザインを変更したり、集客のための、仕組みに独自性をもたせようとする際に、困難が生じるおそれがあります。

各出品モールにより、運営の規約や、デザインの統一性が、決まっていて、出品者は、そのルールに拘束されてしまうからです。

例えば、楽天市場では、オンラインショップのベーシックカラーが、赤いろで統一されていて、自由に変えることは、禁じられています。

ASP型というのは、クラウド空間に、オンラインショップを構築するスタイルの出店手法です。

有料と無料のサービスがありますが、中長期的に、ecショップを展開していこうと計画しているのなら、有料のサービスを選択しておくと、あとから、高額の出費を避けることができます。

たとえば、定期販売サイトに合致するecカートサービスなら有料のASP型のサービスが、適合的です。

あとから、カスタマーのコールセンターを開設したいというようなときに、オンラインショップのサービスと連動したコールセンターを低コストで開設することが可能だからです。

もし初期設定で、無料のサービスを選んでしまうと、コールセンター開設を外部のサービスに依頼することになり、オンラインショップと連動させるのに、高額の費用がかかることがあります。

オープンソース型というのは、無償で公開されているプログラミングコードを利用して、ecショップを構築する手法です。

 

自社サーバーやレンタルサーバー内部に、無償で公開されているコードを用いて、プログラミングされたecショップを構築します。

このオープンソースのデザインの部分をオリジナルのコードで、改造して、ecショップの個性を打ち出していきます。

オープンソースを改造する点で、自社にて内製化できることが、条件です。したがって、自社内部にエンジニアを常駐させておく必要があります。

保守・メンテナンス系に強いエンジニアを常駐させる必要があるので、カスタマイズに費用はかからなくとも、人件費でコストがかかる場合が多いのが、このオープンソース型手法の難点です。

そこで既存のエンジニア系社員にオープンソースのデザインのプログラミングを勉強させて、人件費を節約するということも世上よく見受けられることです。

社員が0からプログラミングを勉強する際の注意点を読む!

パッケージ型というのは、ベンダーなどにパッケージ化されたサイトの開発・運営を依頼する手法です。

保守・メンテナンスも含めて、ベンダーに依頼できるので、あとから軌道修正する際のカスタマイズ性は、高いです。

またネットのセキリティーなども、保守・メンテナンスの一環として、請け負うベンダーも多いもで、安心です。

初期費用が、やや高いのと、立ち上がるまでに、時間がかかるのが、難点です。

フルスクラッチ型というのは、ゼロからコーディングしてecサイトを構築する手法です。

カスタマイズ性が高く、後発的に、ecショップでの商品数が、10万点以上に増えるようなことが、あっても、自社エンジニアのスキルさえ、高ければ、スムーズに拡大していけます。

立ち上げに時間が、かかるのが、難点です。

大手企業のecコマース部門などは、この手法が、向いています。

 

このように、ecサイトの企画ごとに、向いている!向いていない?のecカートサービスがあります。

 

ecサイト構築にあたり初期コストを抑えても、いい場合と、そうでない場合。

個人で、ecサイトを構築し、ecカートを導入する場合。

個人でecサイトを構築する場合、ecカートの初期購入コストを抑えても、スタートしても、あとから、7万アイテムもの製品のecサイトを構築し、その規模に応じたecカートを実装するといった事情はないです。

個人でecサイトで、商品を販売する場合、仕入れ販売のケースが、ほとんどです。

「当該仕入れ商品に、安定して、商品の独自性とニーズが、あるかどうか?を試したい!」といったテスト目的の事情から、小規模ecサイトを構築したいというケースも多いです。

商品の独自性とニーズが、当該商品に認められた場合、リスティング広告を打ちながら、集客していくといった戦略も、個人でecサイトを運営するのなら、あり得る選択肢です。

無料のecカート実装は、長期的に見ると、損?

無料のecカートを実装することもありうるでしょう!
ただし、ec戦略を順次発展させようとするのなら、最初から利用しているecサイトのドメインで、一貫して構築していくのが、サイトの評価が、googleからも、顧客からも、高くなります。

googleは、同一ドメインのもとで、順次発展させたサイトを高く評価し、検索画面で、あなたのサイトを上位表示してくれます。

またecサイトで最初に購入してくれた顧客は、彼の購入自体の体験価値が、高ければ、あなたから再度購入してくれる優良顧客になる可能性が高く、いつでもあなたのサイトを再訪できる環境が必要になります。

 

せっかく顧客が、あなたの初期のサイトを信頼してくれたのに、あとから別のサイトを構築して引っ越してしまうと、旧ドメインから転送しても、当該顧客は、戸惑うことになります。

サイトの佇まいが、初期のサイトと異なるからです。

順次発展するサイトの内容に対応できるecカートを初期に実装

初期段階で実装した無料のecカートでは、不十分なことが、しだいに明らかになります。

たとえば、購入代金が3000円以上の場合は、送料無料にして、カート上に表記させるような企画をリリースしようとしたときに、無料のecカートでは、実現できないことが多く、0からecサイトを構築し直すといった事態に陥ります。

すでに、運用仕し出してからの、コンテンツは、その後も、できるだけ有効に活用できるように最初から構築する必要があります。

商品数が増えた際に、買い物の合計額が、一定額を超えるときに、送料をサービスする企画が後発で採用された際に、従来の商品群コンテンツをそのまま利用できることは、経費と労力の節約になるからです。

そのためには、機能が充実している有料のecカートをecサイト構築の時点で、選択しておくことがベターかもしれません。

商品力のテストを目的とするネット上の販売ならフリマという手が!

もし、テストで仕入れ製品に販売力があるかを確かめたいためだけで、ネットで売るのなら、メルカリなどのフリーマーケットのプラットホームを利用して、売ってみるのもありです。

アマゾンや楽天などのモール出店にて、販売力をマーケッティング的に調査する目的のもとに、自分のお店に人を集めるには、モール内での広告枠に投資をしたり、よく検索される商品をとにかく安く出すなど、予想外のコストがかさむことがあります。

フリーマーケットなら、新品を上代の定価に近い金額で出品でき、売れたときの手数料が、売上額の数%かかるだけで、サイト構築費用や広告枠への投資のようなものは、特にかかりません。

上記方法により、仕入れ商品に販売力があると、確信をもってから、次の選択肢として楽天モールやAmazon出品に着手するのが合理的です。

楽天で売れた商品はD2Cでも売れやすい!

楽天で売れた商品を、他店舗で横に展開する場合の選択肢としては、①Amazonで出品者となるか?②自社でD2Cサイトで展開するか?があります。

楽天からAmazonへの移行は、困難が多い!

楽天の場合、製品名でグーグルで検索しても、出品者の商品が、上位に表示されることが多いです。

 

Amazonでは?グーグルで検索してみるとわかる!

商品名などの指名検索でグーグルで検索すると、上位に表示されるのは、Amazonの公式サイトで販売されている商品です。

出品者の商品が、グーグル検索で上位表示されるのは、競合製品がなく、かつ商品名が、浸透されているようなケースしかないです。

そもそもそういうケースの製品であれば、Amazonのプラットホームを利用する必要がないですね!

Amazonでは、Amazon内検索からキーワード流入を起点とした目的買いが全体売上の約8割を占めています。

ところが、Amazon内検索で、上位表示させるのは、市場価格より単価の低い商品が中心です。

すると、粗利率を削る事業に発展しかねないです。

D2Cと楽天の販促ページは販売ページのコンセプトに共通性あり!

D2Cと楽天の販促ページは、ブランドや商品の魅せ方の考え方が似ており、

楽天ショップ運営者にとっては大きなマインドチェンジがなく取り掛かりやすいです。

ただしグーグルSEOで、上位表示できる状況ではない場合は、D2Cサイトの商品LP1ページ分をまず作成し、楽天外部リンク申請で楽天から例外許可を得ておきます。

※楽天の販売ページから、外部のサイトへリンクを貼る条件は、1ページの単体サイトが前提です。

申請は、楽天市場の店舗運営システムRMSから行います。

楽天市場の出品審査や取り扱いに関する注意事項を読む!

すると、楽天へのアクセスユーザーをそのまま自社D2Cサイトへ誘うことができ、D2Cサイト立ち上げ時の、集客リスクを回避して、売上を維持できる可能性があります。

またグーグルのSEO的施策としても、他サイトからアクセスが流入するサイトは、上位表示しやすいので、一石二鳥の効果があります。

商品LP1ページ分の単体サイトが、グーグルの一般名詞系キーワードで上位表示したら!

 

自社オウンドメディアで、商品LP1ページの当該製品の解決する課題や、事例やTIPSを検索キーワードごとに、整理して、複数ページのサイトを立ち上げます。

このとき、検索キーワードとして、製品への購入意欲がやや高くかつ上位表示への難易度の低いものから作成します。

たとえば、塗るまつ毛のような製品でしたら「塗るつけまつげとは」といった情報系キーワードで、製品への購入意欲がやや高いものを選定します。

「つけまつげ どのくらい持つ?」など、女性のまつげに関する課題や、事例やTIPSを含んだ、キーワードを選び、自社オウンドメディアページを複数ページ作成!

そのページから、楽天からリンクを貼った商品D2C単体1ページに自社メディアからリンクを貼り、さらに商品D2C単体1ページのグーグルの評価を高めます!

すると、自然検索で、あなたのD2C単体1ページがアクセスユーザーに露出することになり、楽天への手数料を支払わずに、あなたの製品が売れて行く仕組みに、除々に、移行していくことが可能になります。

オウンドメディアは、あくまで商品D2C単体1ページの一般名詞での製品名キーワード、たとえば「塗る付けまつげ」で1位にて上位表示するために、運営します。

こうして商品D2C単体1ページが一般名詞キーワードで1位に上位表示したら、一般名詞キーワードの複数製品ページへとサイトを展開していきます。

「塗るつけまつげ」で1位になったら、「塗るつけまつげ 下まつげ用 製品〇〇」といったキーワードで商品数を増やしていきます。

実際の製品は、「塗るつけまつげの製品」と同じ成分の商品を「したまつげ」用にパッケージを分けてリリースします。

 

中小企業や会社の製品をecサイトで販売する場合

製品に独自性とニーズがあり、将来のN=7万アイテムまでサイトに反映する予定の場合は、ecカートの初期購入コストを抑えても、あとから、7万アイテムの製品群を実装するときに、膨大な外注費がかかるので要注意です。

7万アイテムもの製品のecサイトを構築し、その規模に応じたecカートを実装するのには、システムのことを十分に理解したエンジニアが社員として在籍していないと、不可能だからです。

かといって、最初から、プログラマーを雇い、オープンソースで、凝ったecサイトを構築し、ecカートも最新のスペックで実装しても、テクノロジーの進歩で、当該ecサイトが、陳腐化した場合、導入費用が無駄になることもあります。

実際問題、現在、JavaScriptから、PythonScriptによるウェブでの動きを実現する実装コードに変化の兆しがあります。

こういうケースでは、大手ecサイト構築サービスを利用しておくことで、テクノロジーの進歩にも、低コストでスムーズに対応できます。

そのときそのときの必要性に応じた、必要なパーツをアウトソーシングでコーディングできるからです。

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